東京友禅
東京友禅は日本三大友禅の一つです。
江戸友禅は、「京友禅」と「加賀友禅」どちらの特徴も取り入れていて型に囚われない友禅です。
”粋”の中に都会のセンスと洒落感が光ります。東京友禅は、自由な発想で現代も進化し続けています。
東京友禅の特徴
【東京友禅の特徴①】武家文化と町人文化
東京友禅は、江戸時代に根付いたの武家文化と町人文化が反映されています。
特に、町人は経済の主導権を握るようになり大きな影響力をもちました。
【東京友禅の特徴②】粋で自由なデザイン
町人文化の影響を受けた東京友禅は、江戸の粋さと自由な発想で描かれます。
色数などは控えめで一見地味にみえるようですが、明るさも兼ね備えており、品の漂う洗練された美が特徴的です。
【東京友禅の特徴③】作家一貫性
東京友禅は、加賀友禅同様、デザイン構図、下絵、糸目、地染め、色挿し、仕上げなどほとんどの工程を作家が一人で仕上げます。
蝶屋取扱いブランド
大羊居
東京染小紋(江戸小紋)
東京染小紋は、様々な「型紙」を使用して染めていきます。
東京染小紋は、遠くから見ると無地に見えますが、近くから見ると美しい独特の柄が繊細に描かれてあります。
贅沢禁止令が発布されていた江戸時代の武士が、一見は無地で地味なように見せかけて、実はとても細かい柄、つまり小紋を染めた裃(かみしも)を着ることによって隠れた粋なおしゃれや贅沢をしていたことが発祥といわれています。
黄八丈
八丈島に伝わる草木染めの絹織物。
特徴的な黄色は、ほかの地方では雑草扱いされる「コブナグサ」というイネ科の一年草から取れるものです。