着物のある暮らし「S様お振り袖選び」
着物のある暮らし「S様お振り袖選び」
今日は素敵なお振袖を選んでいただいたお嬢様をご紹介させていただきます!
高校3年生という事でお受験が無事に終わりお振袖を見に来てくださいました。
お選びいただいたお振袖は、「美の花」の振袖と、「西陣となみ織物」の袋帯です。
美の花とはもともと白生地屋さんで今は腕の立つ作家さんを抱えオリジナリティあふれるものづくりをされているブランドです。
お染もよく、デザインに合わせて生地が選ばれていて、蝶屋のスタッフも大好きなブランド。
お話を伺うとお嬢様は「かっこいい雰囲気で着たい。」とお話しされ、お母様は「優しい雰囲気で着てもらいたい。」という事でした。
ご意見が合わないのでお母様は「お嬢様が気に入るものを」という事でしたが、こちらのお着物はお二人ともとっても気に入っていただけたんです!
紺地のお振袖に松竹梅が描かれたお着物。
極寒でも緑を絶やさない「松」、寒さに負けず青々と真っすぐに伸びる「竹」、冬の寒さからいち早く花を咲かせる「梅」は「三寒三友」とも言われ古来中国より尊ばれてきました。
逆境にあっても節操を守るとされていて日本でも君子の象徴として古くから欠かせないお柄とされています。
お嬢様のS様は終始「この振袖しかない!」「この振袖がいい」「この振袖がしっかりくる」と仰っていただき、下見のつもりだったのですが、その日にお求めくださいました。
「素敵なお嬢様のところへお嫁に行けて本当に良かったね。」と思い、これからたくさんお召しいただいて大事にしていただけるんだろうと嬉しくなりました。
ご成人式はまだ先ですが、来年の前撮りが今から楽しみですね。
お気に入りのお振袖でこれから良いお時間をたくさん過ごしていただきたいです。
ご来店ありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!
きもの蝶屋
刑部