全国織物の旅-第1弾-「西陣まいづる」
全国織物の旅 -第1弾-「西陣まいづる」
4月となりました。
満開の桜が、これから訪れる新たな時代を歓迎しているようです。
本日2019年4月1日新元号が発表されました。
「令和(れいわ)」
万葉集からの引用ということで美しい響きです。
きもの蝶屋では、「全国織物の旅」と称してこの時代の節目に
全国各地の「織物」に焦点を当てた展示会を行う運びとなりました。
新時代を織りなす美しい織物をご覧ください。
第一弾は西陣織の老舗ブランド「西陣まいづる」
バラエティに富んだ帯を約120点以上取り揃えました。
ひとつの機屋でこれだけ豊富な種類の帯が揃うことは稀有なことであります。
商品一覧
平安より伝わる「耀虹螺鈿」
光の角度によって変化する神秘的な色彩は、天然貝の発色を生かした螺鈿技法ならではの美しさです。
中国より伝わった螺鈿の技法は、平安時代に花開きました。
細密に織り込まれたその煌めきは、あらゆる着物を引き立てます。
幻の繭「三眠蚕」
奈良時代の絹糸と同等の細さである「三眠蚕糸」
一般的な絹糸の半分ほどの細さ故、製織には高い技術力が必要とされますが、しなやかさと透き通る輝きをもつ絹糸は、この特別な繭だからこそ。
その三眠蚕で織り上がった最高級の帯は感動するほどの軽さです。見た目だけでなく、締めやすく、重宝する帯です。
手織りのぬくもり「美山織」
自然豊かな風土が織物に適していることから京都の北部の美山町に手織りの工房をかまえ、熟練した職人が一越一越丹念に織り上げております。
手織りならではのぬくもりが溢れる美しい帯です。
まるで絵画のような「ゴブラン紹巴織」
中世ヨーロッパ伝来の「ゴブラン織」と、桃山時代の連歌師「里村紹巴」が愛用した裂地から由来する「紹巴織」
そのふたつの織が融合し、誕生した織の芸術。
様々な文化を取り入れた正倉院文様を五色の緯糸(よこいと)を駆使し表現しています。
「琴糸織」「殿上錦」
優れた強さをもつ琴糸をまいづる独自の技術で縦糸(たていと)に織り込んだ「琴糸織」や
振袖などの華やかな着物にピッタリの「殿上錦」など
本当に数多くのバリエーションを取り揃えております。
ぜひこの機会に「織」の奥深さを体感しにお越しください。
「西陣まいづる展」概要
「耀虹螺鈿」「三眠蚕」「美山織」「ゴブラン紹巴織」「殿上錦」「琴糸織」など豊富なバリエーション
浴衣(ゆかた)の季節です。
また、この織物展開催をきっかけに浴衣や博多織の半幅帯なども店頭に数多く並んでおります。
「藤娘きぬたや」の絞り浴衣、「藤井絞り」の雪花絞りなどワンランク上の上質な浴衣をこの節目のに仕立ててみませんか?
一生モノの浴衣です。